市民公開講座【参加費無料

劇団「すずしろ」プロフィール

 入団資格は60歳以上。大阪府箕面市で活動するシニア劇団です。秋の七草から命名した「すずしろ」には「私達は大根役者である」という意味が込められています。すべての企画運営は団員の総意で決まります。順調に活動も今年で16年目となり、劇団のモットーは「倒れる時は前向きに!」です。2010年には念願のNYブロードウエイ公演を成功させ、その道のりを描いたドキュメンタリー映画「晴れ舞台はブロードウエイで!」は東京や関西でも上映されました。来年2020年秋には2回目のNY公演の企画も進んでいます。 年1回の本公演の他にも公共の機関から「高齢者のひとつの生き方のモデル」として招聘公演も多く頂いています。これからも人生第二の居場所として仲間と一緒に果敢に「挑戦と冒険」の精神で演劇活動を楽しんでまいります。
http://suzushiro-minoh.com/

演目:「扉をあけて」

 今回千里リハビリテーション病院からの依頼で初めて「身体拘束抑制廃止」の為に全国の医療従事者の皆様が勉強され研究され、患者ファーストの立場で日々真摯にお仕事をされていることを遅ればせながら勉強させていただきました。 この大会のテーマに沿って、シニア劇団「すずしろ」ならではのお芝居がご披露できればと願いこの作品を創りました。 
 ねこのたまと犬のポチは仲良しのお喋り仲間。 自由なたまが犬小屋につながれているポチを訪ねてはおしゃべりに花を咲かせます。 「生まれ変わったら何になりたい?!」 「わたし、小鳥になって自由に空を飛びた~い!」と言ったたまは生まれ変わって小鳥になりましたが、それは籠の中の小鳥ピーコちゃんでした。 心も身体も自由になれるのはなかなか難しいことです。 それが病人であったり老人であったりしたら尚更です。 不自由な中でも人は強く幸せを求めます。 それを理解し支えてくれる環境があれば社会的弱者も生きていく勇気が湧いてくるのかもしれません。 ご来場いただいた皆様とひと時「すずしろ」のお芝居でお楽しみいただければ幸いです。ご来場を心よりお待ちしております。

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